投稿日:2021年1月18日 更新日:2023年9月21日

雛人形 購入について

雛人形は誰が買う?昔の風習や近年の傾向をチェック

女の子が生まれると、初節句のお祝いに向けて「雛人形」を用意するケースが一般的です。その際にはお祝いの品としてご夫婦の親から贈られる傾向がありますが、その場合にどちらの実家に買ってもらうものなのか、ほかの家庭ではどうしているのかなどと気になる場合もあるのではないでしょうか。

そこで、今回は「雛人形は誰が買うものなのか」に関して詳しく解説いたします。昔の風習や近年の傾向を参考にしながら、雛人形の準備を円満に進めていきましょう。

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雛人形を「誰が買うのか」に決まりはある?

現代においては、雛人形を「誰が買う」という具体的な決まりはありません。過去には風習として購入する人の傾向は見られましたが、今は比較的自由に決めるスタイルが一般的となっています。

そのような風潮は雛人形に限らず、男の子の初節句を祝う「五月人形」においても同様です。「子どもの成長をお祝いする・お祈りする」という気持ちを尊重し、購入者にこだわらずに各ご家庭の状況に合わせてご用意されるとよいでしょう。

※五月人形は誰が買う?の記事はこちら>

 

昔の風習と現代の傾向について

雛人形は「誰が買う」という正式な決まりはないものの、地域によっては今もなお昔の風習が根付いているところもあります。また、特に意識すべき風習がない場合においても、「一般的には誰が購入しているのか」と気になる場合もあることでしょう。

そこで、以下では雛人形の購入者に関して、昔の風習と現代の傾向について詳しくまとめました。誰が買うのかについて迷われる場合に、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。

・昔は「母方の実家」が用意するのが主流だった
雛人形は、昔は母方の実家から贈るケースが一般的でした。この風習は五月人形においても同様で、そのような子どもの成長を願う品のほとんどは嫁入り道具として扱われていた背景があったとされています。

また、昔は「嫁に嫁ぐ=男性の家庭に入る」という意味合いが現在よりも明確であったことから、女性側の両親は自分の娘に会いづらくなる傾向がありました。そのため、お祝い事があるたびにお祝いの品を購入し、娘や孫に会いに行くことが習慣化していたことも理由のひとつといわれています。

・参考にしたい現代のパターン
現代では、昔のように「母方の実家が購入する」という慣習は一般的ではありません。婚姻形態や居住スタイルの変化とともに伝統やしきたりに縛られない考え方が好まれるようになり、雛人形の購入に関してもさまざまなパターンが見られます。

たとえばご両家で平等に負担するケースもあれば、父方の実家が贈るケースも。さらには、実家に頼らず赤ちゃんの両親が自らお金を出して購入するケースも増えてきています。

 

雛人形を「誰が買うのか」を決めるポイントは?

雛人形を「誰が買うのか」に関しては、ご両家で事前によく話し合って決めることが大切です。ご家庭におけるしきたりや金銭的な事情など、さまざまな面を考慮しながら判断されるとよいでしょう。

また、ご両家のバランスも意識されるとトラブル回避につながります。たとえば「雛人形は母方の実家で五月人形は父方の実家」、あるいは「雛人形は父方の実家で初節句のお祝い膳は母方の実家」などのように、持ちつ持たれつのバランスで初節句の準備をされることがポイントです。

ちなみに、どちらのご実家に購入してもらうにしても、雛人形は実際に飾るご夫婦の意見を反映させながら選ぶことをおすすめします。特にサイズやお人形のデザインに関しては好みが分かれやすいため、ご希望のタイプをお迎えできるようにご夫婦が主導権を握る形で雛人形選びを進めていきましょう。

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ご両家でよく話し合いをしながら雛人形のご用意を

雛人形選びにおいては「誰が買うのか」という点に注目が集まりやすいですが、そもそも雛人形は赤ちゃんの健康と成長を願って飾るものです。ご両家のお気持ちやご事情に配慮しながら準備を進めて、大切な初節句の日を円満にお迎えしましょう。

もしもご親族とともに雛人形選びを楽しまれたい場合には、オンライン上で商品をお選びいただける「ふらここ」のサイトをチェックされてみてはいかがでしょうか。ぜひ可愛らしい赤ちゃん顔の雛人形で、笑顔あふれるひな祭りをお過ごしください。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋