2014年4月22日

五月人形について

端午の節句

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もう五月人形を飾られている方も多いかと思いますが

今日は端午の節句についてのお話です。

 

端午の節句は、病気や災いを避けるための行事が行われる日です。

ちなみに奈良時代から続く古い行事です。

 

端午というのは、月の初めの午の日という意味のことばです。

それが「午(ご)」と「五(ご)」の音が同じなので、いつのまにか毎月の五日を指すようになり

さらに五月五日だけをいうようになったのです。

 

ここで端午の節句のならわしや飾りの意味をご紹介します。

 

<五月人形>

男の子が無事に大きくなるために、その代わりに厄を受け取ります。

言いかえれば“お守り”です。

 

鎧・兜は戦いの防具として身を守るという大切な役目を持っているため

特に中心の飾りとなってきました。

 

一方、ひと昔前と比べて鎧・兜ではなく

優しいわらべ顔のお人形も飾りの中心として人気です。

やはりお人形を毎年飾り付け、片付けをするお母様は

平和的な可愛らしいお人形を好む傾向にあるようです。

 

<鯉のぼり>

鯉のぼりは、江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。

 

鯉は清流はもちろん、池や沼でも生息することができる生命力の強い魚です。

その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登りきると竜になるという

中国の伝説(故事「登竜門」)にちなみ、子どもがどんな環境にも耐え

立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。

 

<菖蒲>

菖蒲は悪鬼を払うといわれ昔から端午の節句に使われています。

強い香気で厄を払う菖蒲やよもぎを軒につるし

また菖蒲湯に入ることで無病息災を願います。

身体に悪い気がつくのを防ぐという意味から使われるならわしです。

 

 

初節句は、男の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句(五月五日の端午の節句)です。

生まれたばかりの赤ちゃんが、じょうぶにたくましい男性に成長するように

願いを込めてお祝いする行事で江戸時代から続いているならわしです。

 

 

家族みんなで赤ちゃんの健やかな成長を願って

心のこもったお祝いをする素敵な日ですね♪

 

みんなの想いがこもった五月人形を飾って楽しくお過ごしください☆